こんにちは、うさぎを愛する皆さん。
「鼻がジュルジュル、くしゃみが止まらない…」うさぎの鼻水・くしゃみ(通称 Snuffles)。見た目は可愛いけれど実はとても辛い症状です。
だけど、そこには“うさぎの心の叫び”という見えないサインも隠れています。
今回は Snuffles の基本をおさらいしつつ、「うちの子、どう感じてるの?」を少しでも想像できるよう、うさぎ目線で深掘りしていきます。
1. Snufflesとは?– 感情で言うと“息ができない悲しみ”
Snuffles は「くしゃみ」や「鼻水・目やに」を通じて起こる、うさぎの上部呼吸器感染症です。
大多数は Pasteurella Multocida(パスツレラ菌)が原因とされますが、Bordetella や Staphylococcus など様々な細菌が関与することもあります 。
うさぎは人と違い口で呼吸できず鼻だけで呼吸する動物。鼻が詰まる=“息ができない”、それは痛みと恐怖の入り混じった、深刻な苦しみです 。
2. 主な症状とそこにある“心の声”
以下は Snuffles の代表的症状。感情でいうと、どんな気持ちなのかも添えてみました。
- くしゃみ:かゆい・痛い・息がしたい
- 鼻水・目やに:目も鼻も「重い」「不快」
- 前足の毛が汚れる:鼻を拭えない、やり場のない不快感
- 呼吸が荒くなる、鼻が開いて呼吸する:息ができなくて苦しい・パニック状態
- 食欲低下・元気消失:身体がしんどくて「休みたい」
- 目の充血・結膜炎:痛くて開けたくない
- 傾き・耳への反応:痛みや感染が耳にも広がっている恐れ
うさぎ自身は“何かがおかしい”と感じています。けれど、それを言葉や動きで伝える方法が乏しい。だからこそ、 行動と表情で伝えようと乗り出してくるんです。
3. 原因は「菌+環境+ストレス」、気持ちに寄り添おう
細菌の存在
多くのうさぎがパスツレラ菌を保菌していて、普段は何でもないのに…
環境悪化
湿度・換気・ケージ清掃などが悪いと、菌が増えて症状が表に出やすくなります 。
ストレス
引越し、音、他のペットとの接触などがストレスとなり、免疫力が低下し発症するケースもあります 。
つまり「菌がいる」+「体調を崩す環境」+「ストレス」=Snuffles発症。
4. 診断と治療:受け止めと支援の始まり
診断の手順
- 視診・聴診:鼻・目・呼吸の音、体温などをチェック
- 培養検査(C&S):原因菌と抗生物質の感受性を調べる
- レントゲン・CT:耳・歯や副鼻腔の状態を確認
治療内容
- 抗生物質:Baytril®(エンロフロキサシン)、ドキシサイクリンなどが用いられます
- ネブライザー:抗菌薬の蒸気吸入で通気性を助けます
- 点眼・点鼻:付随する目や鼻の炎症を和らげる
- サポートケア:流動食、保温、安静、環境改善が大切
治療は数週間〜数ヶ月。うさぎにとっては長期戦です。
チェックリスト:家庭でできる初期ケアと注意点
初心者飼い主でもできる対処法と感情面への寄り添いです。
| 対処内容 | 感情への配慮 |
|---|---|
| 湿度40〜60%、換気の良い部屋 | 「息ができて安心できる環境」にする |
| ケージの抗菌清掃、巣材交換 | 「清潔で安全な場所」であることを身体で感じてもらう |
| ネブライザーに慣らす(徐々に) | 自分から近寄りたくなる仕組み |
| 流動食・水分補給(シリンジ) | 身体が楽になると同時に「甘える時間」に |
| 早めの抗生物質開始 | 適切な治療で「治してくれる信頼感」を与える |
「どうして鼻が出るの…?」「苦しいよ!」と、うさぎの不安をそばで感じたら、「この行動はどう伝えたいの?」を想像することが、ケアのヒントになります。
完治したら見える“ほっとした気持ち”
回復してくると:
- 鼻のヒクヒク・毛づくろい再開
- 牧草を食べる音・目がキラキラ
- 鼻水の染みが消えて、顔がすっきり
これらは “また安心できる場所に戻れた!” という嬉しいサインです。
予防こそ「あなたの声」に耳を傾けること
- 定期検診と早期発見:くしゃみや耳元の行動変化にも敏感になりましょう。
- 環境改善:換気、清潔、湿度管理、アレルゲン除去。
- ストレス低減:静かな場所、隠れ場所、遊ぶ時間を設定。
- 社会性管理:他うさぎとの接触は慎重に。隔離・検査が安心。
まとめ
あなたの声が、うさぎの息を守る
- Snufflesはうさぎの「息したい!」という強いメッセージ。
- くしゃみや鼻水の奥には“怖い・苦しい”という感情がある。
- 治療は長く、細やかな心配りが必要。
- 環境と心のケアを両輪で行えば、うさぎはまた幸せに息できる。
最初のくしゃみはSOS。
その声に“気づくあなた”がそばにいる。それだけで、うさぎは一歩ずつ元気を取り戻せます。






